ぱすてるのご紹介
ひとりひとりがカラー
にいこう
発達の遅れや凸凹(でこぼこ)ではグレーゾーンという言葉がよく使われます。グレー=灰色でイメージがよくありません。沖縄の小児科医の方が、重症心身障がいなどを「パステルゾーン」の人として捉えていました。いたく感動・納得し「それでいこう!」と思いました。私達は「ひとりひとりがぱすてるカラーのような色合いの違いを持ち、そしてからふるに生きていく」と思えるようになりました。そしてクリニック開設にあたり、「発達クリニックぱすてる」となったのです。
東條 惠 院長

ぱすてるでは、次のような困り感を持つお子さんの診療・支援を行っています

ことば・知的・運動の発達の遅れ / 社会性・感情・情緒の発達の遅れ / 落ち着きがない、不注意がある / 手足が上手く動かない、不器用等 / 自閉スペクトラム症、ADHD(注意欠如多動症)等の疑い / けいれん、てんかん / チック、おねしょ等 / 子どもから大人になりつつある人
(原則として、成人の方の初診はご遠慮いただいております。18歳以上で診療のご希望がある方は、お電話にてご相談ください)

診察を通して発達の遅れなど、困り感の理由を検討します。それに応じて保護者を含む支援者の方々へ、今後の支援についてご説明いたします。日常生活での工夫や関わり方、お薬治療などの医療支援を一緒に考えていきます。

医師の紹介
東條 惠とうじょうめぐむ 院長
理解してもらうため、説明は口頭のみでなく、
プリントなど視覚支援を心がけています。
これまでの医療活動
医学部を卒後、障がい児医療に携わろうと、専門機関で研修後に新潟県へ戻りました。新潟県はまぐみ小児療育センターで28年間勤務し、いろいろと学びを積み重ねさせて頂きました。
特に、自閉症と脳性麻痺を学ばさせて頂いたと思っております。
2016年5月(当時65歳)より、現在のクリニックを運営しています。
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コメント
不足していると感じている、支援の考え方のモデルを創る事を今後目指しています。例えば不登校への医療での支援モデル、学習障害への医療での支援モデル、青年期自閉症への心理教育・ スキル教育の支援モデル、コンタクトパーソンシステムの支援モデル、地域/家族共 同体の再建活動としての支援モデル(子育て支援)などです。

また 医療モデル(診断名)だけでなく、愛着モデル(安定、回避、不安型など)、ストレスモデル(不安、 抑うつ)、人間関係モデルなど、支援者が俯瞰的に全体をみることを目指したいと思います。また、純粋医療以外の活動を充実させたいものです。青年期の社会適応の為の教室や、コンタクトパーソンといった支援制度なども試みてみたいのですが・・・。このような活動は、社会に必要と強く認識しています。夢想で終りたくはないものです。

座右の銘
「全ての努力は無駄ではない」 「疑問を持ったとき、すでに解決はそこに含まれている」

趣味
中国(二胡や揚 琴ヤンチン-の音が好きです)・モンゴル(馬頭琴)音楽を聴く事、演奏すること。最 近アメリカのシティーブルースを再度聞き直しています。20歳頃にはまり、4年ほどバンド活動をしていたこともあり・・・、中でも B.B.キングの Thrill is gone が好きです。最近は、「本つくりも趣味だね」と妻から言われています。

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和田 有子わだ ゆうこ 副院長
毎回、来て良かったと思ってもらえるひと言を
言えるよう努めています。

相手が求めている事を読み取る感性を持つ、
聞く側の特性に合わせて話す、
一緒に子育てをするつもりで関わります。
これまでの医療活動
  • 医師 4 年目より休業(専業主婦・母業 8 年)を経て、小児保健医療(予防接種、新生児・乳幼児健診)と、並行して大学講師(保育士、栄養士、ST 言語聴覚士、OT 作業療法士、PT 理学療法士、看護師)をすること18年目(現在も継続)。
  • 2013 年より発達の診療を開始し、現在まで新潟市・新発田市・村上市・南魚沼市・沖縄県南 北大東島で診療を続けている。ぱすてる開院直後より勤務。
  • 村上市・関川町の子育て支援のための相談支援ファイル「ぱすのーと」の作成・改訂 事業、各地での講演会を年間30回位行い、発達凸凹の啓発・知識の普及に努めている。
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コメント
発達凸凹の正しい理解の周知と、全県下の発達支援のシステムを整えることが目標です。支援者をリードするネットワークの構築を、ぱすてるのみならず、全ての診療の場で実現するために活動していきたいです。ADHD 特性・自閉特性あり、カタカナが苦手な前向き人間です。
人類みな発達凸凹。

座右の銘 
「仁」「恕」「己の欲せざる所は人に施すこと勿れ」「すべての経験が人生の糧」 「知は力なり」「楽しくする」「なんくるないさ」

趣味
写真、歌、ライブ参加、料理、学ぶ、集める、子育て、ショッピング、園芸、陶芸、手芸、水泳

奥村 理恵おくむら りえ 医師
子ども目線・家族目線を大事にしながら、
この医師に会えて良かったと思って頂けるような診療を心がけています。
これまでの医療活動
埼玉県内の川口市立医療センターで初期研修を修了し、新潟市民病院、
済生会新潟第二病院、新潟県立十日町病院、新潟県はまぐみ小児療育
センターに勤務しました。
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コメント
運動は苦手ですが、ノリだけは体育会系です。様々な特性を持った子ども達が、ぱすてるカラーに輝けるように支援したいです。よろしくお願いします!!

座右の銘 
Do my best!!

趣味 
数年前からNFL(アメフト)観戦にはまっています。カンザスシティチーフスを応援しています!NFL好きな方、お声かけ下さい!!

馬場悠美ばばゆみ 先生

診療・支援について

よくある相談1

『落ち着きがない(多動)・話を聞いていない・指示が入らない』

受診理由には、様々なものがありますが、『電子メディアの使用を止める』『怒りんぼパパママをやめる』(環境を整える)だけで、ある程度解決することも多いです。また、生まれつきADHD特性を持つお子さんは7%程度いるとも言われています。

普段の生活でできる子供との関わり方にこちらをぜひ参考にしてください

生活の中での工夫 子育て10か条

そもそも、ADHDってなに?
落ち着きが無く、じっとしていられない、話を聞いていないが、
ADHDを代表する状態です
ほかには、時間を意識できない、整理整頓や順序立てができない、すぐに気が散ってしまい集中力が続かない(不注意)などが見られます。脳機能の発達の偏りや成熟に遅れが生じていると推測されます。遺伝的要因が濃いとされていますが、環境要因も症状の軽重や出現に影響していることが知られています。
どの様に支援するの?
支援として、まずは家庭内外での視覚支援・構造化・小集団化・情報削除などの環境調整が必要です。その後、必要に応じて抗ADHD薬の内服治療を行う場合もあります。これらを通して日常生活でのパフォーマンス向上を目指します。
抗ADHD薬は、じっとする力、時間を意識する力、順番立てて行う力、同時に複数のことをする力、注意する力など、脳システムの動きを改善すると考えられています。

問診票・評価表・診察を基本としていますが、それ以外により客観的に判断するため、コンピューターによる持続注意課題(CPT)を導入しています。脳内のADHD関連システムの状況評価がある程度可能です。小学生以降で可能な方には、治療前・後の状況評価による治療方針への参考として活用しています。

詳しくはこちらをご覧ください

よくある相談2

『マイペース・自己中心的・人の気持ちを読むことが苦手』

人は、目の前の人の気持ちを幼児期から直感的に読み始め、4~5歳頃までには、ことばも使いつつ、理屈っぽく人の気持ちを読むことを追加していきます。この心の動き(心の理論と言います)が遅れたり、年齢が上がっても不調であったりする人々がおられます。多数派(定型発達)のお子さんでも、小学校低学年まではそれなりに見られることです。個人差のレベルで、脳の成熟が遅れるからです。

年齢がより上がっても心の理論が不調な場合には、自閉スペクトラム症、愛着(障がい)スペクトラムなどがあり、特に自閉スペクトラム症は、集団生活の中でいじられやすかったり、いじめを受けたりしやすく、大人の配慮や支援が必要です。成人になっても「人は〇△と考え、◇と感じている」という心の動きの内容を学ぶ機会が必要な方々もおられ、日常生活で支援を必要としています。

病院概要
  • 発達クリニック ぱすてる
  • 〒950-0134 新潟県新潟市江南区曙町3丁目4-9
  • 医師4名
  • 看護師7名(常勤4名・非常勤3名)
  • 作業療法士1名
  • 言語聴覚士2名
  • 臨床心理士7名(常勤2名・非常勤5名)
  • 医療事務5名(常勤4名・非常勤1名)