ことば・知的・運動の発達の遅れ / 社会性・感情・情緒の発達の遅れ / 落ち着きがない、不注意がある / 手足が上手く動かない、不器用等 / 自閉スペクトラム症、ADHD(注意欠如多動症)等の疑い / けいれん、てんかん / チック、おねしょ等 / 子どもから大人になりつつある人
(原則として、成人の方の初診はご遠慮いただいております。18歳以上で診療のご希望がある方は、お電話にてご相談ください)
診察を通して発達の遅れなど、困り感の理由を検討します。それに応じて保護者を含む支援者の方々へ、今後の支援についてご説明いたします。日常生活での工夫や関わり方、お薬治療などの医療支援を一緒に考えていきます。
受診理由には、様々なものがありますが、『電子メディアの使用を止める』『怒りんぼパパママをやめる』(環境を整える)だけで、ある程度解決することも多いです。また、生まれつきADHD特性を持つお子さんは7%程度いるとも言われています。
普段の生活でできる子供との関わり方にこちらをぜひ参考にしてください
問診票・評価表・診察を基本としていますが、それ以外により客観的に判断するため、コンピューターによる持続注意課題(CPT)を導入しています。脳内のADHD関連システムの状況評価がある程度可能です。小学生以降で可能な方には、治療前・後の状況評価による治療方針への参考として活用しています。
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人は、目の前の人の気持ちを幼児期から直感的に読み始め、4~5歳頃までには、ことばも使いつつ、理屈っぽく人の気持ちを読むことを追加していきます。この心の動き(心の理論と言います)が遅れたり、年齢が上がっても不調であったりする人々がおられます。多数派(定型発達)のお子さんでも、小学校低学年まではそれなりに見られることです。個人差のレベルで、脳の成熟が遅れるからです。
年齢がより上がっても心の理論が不調な場合には、自閉スペクトラム症、愛着(障がい)スペクトラムなどがあり、特に自閉スペクトラム症は、集団生活の中でいじられやすかったり、いじめを受けたりしやすく、大人の配慮や支援が必要です。成人になっても「人は〇△と考え、◇と感じている」という心の動きの内容を学ぶ機会が必要な方々もおられ、日常生活で支援を必要としています。